こんにゃく芋の優位性
セラミドは化学合成品と生物由来品があり、生物から摂れるものには、動物由来と植物由来のセラミドがあります。こんにゃくセラミドは、もちろん植物由来品です。植物由来のセラミドの特徴は、安心で効果が高いことです。
そして、こんにゃく芋には、他の植物と比較して、さらなる優位性が4つあります。

食べられる植物を乾燥させて、セラミド含有量を調べた結果、こんにゃく芋からは他を圧倒する量のセラミドが検出されました。


こんにゃくセラミドは、資源の再利用で得られる!
こんにゃく芋は、言わずと知れたこんにゃくの原料です。地面の中にある球形に肥大した茎で、通常3年ほどかかって成長します。そのままでは、煮たり焼いたりしても食べることはできません。また、長期の保存もできないので、かつてこんにゃくは生芋から作られる秋限定の食べ物でした。今、こんにゃく製品を1年中食べられるのは、こんにゃく芋を乾燥して精粉(せいこ)と呼ばれる粉にしてから加工するようになったためです。


セラミドは、こんにゃく芋を精粉にする際に捨てられる「飛び粉(とびこ)」に多く含まれています。それはまるで豆腐を作るときにできるオカラのようなもので、かつてはただ無駄なものとして捨てられていました。その飛び粉から、肌の潤いやバリア機能強化に大いに貢献するセラミドを抽出することができるのです。これがこんにゃくセラミドです。
加工食品としてのこんにゃくでセラミドを多く含んでいるのは、こんにゃく芋を精粉にせずに作られる生いもこんにゃくです。それでも100g中に多くて1mg程度で、精粉こんにゃくとなると100g中に約0.03mg。一方、飛び粉100g中には約200mgも含まれています。

こんにゃく芋はサトイモ科。春に植えて秋に収穫して保存し、また次の春に植え付けるというのを繰り返して、出荷までに3年程度かかります。

群馬県農業技術センター研究報告 ISSN 13489054.5号 2008.3.p.40-41
(こんにゃくセラミド健美肌プロジェクトHPより引用)