株式会社アイエー・フーズ


SDGsへの取り組み

アイエー・フーズは、2015年9月の国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」を推進しています。持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年9月に国連で採択された17のゴールと169のターゲットからなる国際目標です。17のゴールと169のターゲットの達成に向け、様々な事業活動を通じて積極的にSDGsに取り組んでいます。


品質管理の徹底と安全な食品の提供

消費者へ安全な食品を提供することを目的とした食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「FSSC22000」を取得し、さらなる食品の安全確保に向けて強化を行っています。

FSSC22000-00021039
登録証識別番号10219085
本登録証発行日2019年9月11日
登録範囲こんにゃく、しらたき、惣菜及びゼリーの製造

品質管理室では、理化学・微生物検査のほか物性計測など種々の検査を可能とする設備が充実しています。

理化学検査
pHメーター:2台
Brix計(屈折施光式):2台
塩分計(電気伝導度式):2台
水分計:1台
破断計(レオメーター):1台
ビスコテスタ粘度計(高粘度用):1台
シール耐圧検査装置:1台
顕微鏡:1台
拡大鏡:1台
微生物検査
微生物検査項目(一般生菌、大腸菌群、黄色ブドウ球菌、カビ・酵母菌、乳酸菌、嫌気性菌)
インキュベーター:6台
滅菌機(オートクレーブ):1台
アップサイクル*素材の使用

アップサイクルとして注目されているこんにゃくを使用しています。
こんにゃくセラミドが、かつてはただ無駄なものとして捨てられていながら、セラミドとして肌状態の改善に貢献する素材として活用されるようになりました。いままでは破棄されていたものを商品として生まれ変わらせることで、ゼロ・エミッションへ貢献しています。

*アップサイクル(Upcycle)とは、リサイクルやリユースとは異なり、もともとの形状や特徴などを活かしつつ、古くなったもの不要だと思うものを捨てずに新しいアイディアを加えることで別のモノに生まれ変わらせる、所謂”ゴミを宝物に換える”サスティナブルな考え方です。(一般社団法人日本アップサイクル協会より引用)




健康で美しい肌を作る

日頃の食事で改善できることに目を向け、肌のバリア機能を持つこんにゃくセラミドを必要量摂取できる商品を開発しました。これにより一年中手軽に食べられる経口摂取で全身の肌ケアが可能となり「敏感肌用化粧品」や関連医薬品などの併用頻度の減少に貢献しています。




CO2削減

こんにゃくの環境問題は、こんにゃく芋からこんにゃく粉にする乾燥工程で重油を燃料としボイラーを使用ことでした。それを解決するべく、昔ながらの製法で、生芋を摩り下ろして製造することにより、CO2削減にも貢献しています。


持続可能な原料調達

こんにゃく芋の栽培は、群馬県が全国生産の92%(2015年度)を占める主要産地であり、地場産業としても、伝統食品としても良く知られています。

しかしながら、こんにゃく芋の栽培面積は年々減少しており、また生産農家の高齢化などの問題も顕在化してきており、原料調達について将来的な見通しは不透明で、原料調達の方法についても昔ながらの慣例もあり開かれた市場とは言い難いです。

当社としても、持続可能な原料調達について、低農薬栽培などこだわりのある農家と連携しながら取組みを始めております。また2019年6月には白滝製造にて有機JASの認証も取得した事から、有機栽培のこんにゃく芋の調達についても長期的に取り組みたいと考えています。


自然を守る

アイエー・フーズの本社工場は水源に程近い関東平野の西端に位置しており、美しい自然に囲まれています。私たちはこの自然をしっかりと維持することを責務と捉え、環境対策の一環として、工場排水による近隣河川の汚濁を防止するために、大型の排水処理施設を設置しました。

排熱利用

ボイラーの排熱を利用した熱交換による温水を利用しています。

使用エネルギーの削減

・省エネ活動として使用エネルギーの削減に取り組んでいます。
・工場内の照明のLED化しております。
・一部再生可能エネルギー利用など、新電力へ契約を切替しました。(2019年9月より)

原材料の削減

パッケージの改良を重ね、容器の肉薄化で使用原材料を削減しました。


海外実習生の受け入れ

外国人技能実習生として中国より37名を受け入れています。今後は技能実習生だけではなく、営業などの職種でも働けるような人材を採用していける体制を整えてまいります。

海外実習生のための環境つくり

2015年8月富岡市の遊休施設(保養施設)であった「旧かぶら健康センターかのさと」(2011年10月閉館)を市有財産売却入札によって落札しました。「旧かぶら健康センターかのさと」は、鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)地下1階、地上2階建て(床面積約2,800㎡、敷地面積約7,000㎡)の遊休保養施設でしたが、当社にて改修を行い、1階を物流倉庫として、また1階一部と2階部分をリフォームして外国人技能実習生37名程度が共同生活可能な寮として運営を開始しています。